2022.5.29
大胸筋のケアでぎっくり腰も改善!学校給食のハードな仕事もこなせてます!
「年齢」46歳 「性別」女性
「こんな症状の悩み」
学校給食のお仕事。右腰部・右股関節の痛み。前傾姿勢による運動制限痛あり。給食関係の職場で重い鍋などを動かす作業が多く、ギックリ腰になりやすい。今回もギックリ腰になって来院する。
「ビフォー」の体
前傾姿勢にて来院する。ベッドまで歩く際には右に体重がかけられないのでビッコ(跛行)する。前回も同様な症状で来院している。左右の上肢をバンザイして挙げると臀部坐骨に響き給食の仕事にかなり影響する。
「何を重点に行い、ケアしたか」
給食に限らず生活全般での作業は前傾姿勢が殆どで、重い鍋などを持ち上げる際は腹筋、大胸筋などを使いすぎる傾向がある。そうなると大胸筋腹筋の力で背部全般が引っ張られて疲労してしまいます。そこでまず大胸筋群を緩めることで背腰部の筋肉は緩められる。それだけでかなり改善されるはずです。
あとは疲労した腰部の筋肉を調整することで痛みを解消できます。
「アフター」
左右の肩関節周囲の筋群の調整を行い、大胸筋を緩める。腰部に対してハリを行い、疲労を取る。ハリ治療の結果、7割改善した。次の日に再度治療を行う。治療後前傾姿勢はほとんど改善されて、普通に歩行ができるようになった。
「予防・自宅でのケア」の提案
無駄な力の入れ方の改善を努力していただくことが重要。必要以上に力を使いすぎることで、疲労が勝ち筋肉疲労を起こす結果になり、またギックリ腰を発症する可能性があります。そうならないために必要な力だけを使うことに意識を持つ習慣を身に着けることをしどうする。